• 2021年11月18日11:31:05更新

霜月、移ろいゆく秋を慈しみて 「現代衣歳時記」vol.10

ー京都祇園の禅寺に生まれ、東京でサロン「enso」を主宰する伊藤仁美さんが、禅語とともに素敵なスタイリングをご紹介してくださるこのコラム。今回は実り豊かな秋が移ろいゆく姿を映し出した、紅葉の着物と帯。その語源に隠された日本人ならではの繊細な色彩感覚を味ってくださいー「きものと」にて必見コラム連載中!

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霜月、移ろいゆく秋を慈しみて 「現代衣歳時記」vol.10

10月下旬からぐっと気温が下がり、今年は冬のような寒さがしばらく続きました。

少し残念そうに「今年の秋は短い」と皆が口々に語るように、気候が過ごしやすく実り豊かな秋をもうちょっと楽しみたかったと思っている方も多いのではないでしょうか。

春夏秋冬。どの季節も味わい尽くしたいと思うのは四季がはっきりとした日本に暮らす我々ならではの感性なのかもしれません。

私たちの先祖は季節感を大事にし、着物もその時期によって生地だけではなく、色や柄を変え、移ろいゆく季節を表現してきたのです。

私は柄がはっきりとした着物は普段あまり身につけないのですが、今年は「急いで秋を謳歌せねば」という思いもあり、秋真っ只中の季節が表現された着物と帯を手に取りました。

緑色から黄色、黄色から赤色へと変化していく紅葉の姿が描かれた一枚の着物。

いつもならここにシンプルな紫やグレーの帯を合わせるところを、今回は同じく紅葉が描かれたしっかりとした織りの袋帯をスタイリングし、実りの秋を表現しました。枝付き紅葉のため、葉が色づき始めの時期にぴったりな着物です。

京都祇園の禅寺に生まれ、東京でサロン「enso」を主宰する伊藤仁美さんが、禅語とともに素敵なスタイリングをご紹介してくださるこのコラム。

今回は実り豊かな秋が移ろいゆく姿を映し出した、紅葉の着物と帯。
その語源に隠された日本人ならではの繊細な色彩感覚を味ってください♪

伊藤さんのコラムは、きものと公式サイトよりどうぞ!↓↓↓

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