• 2017年9月6日20:30:59更新

【HOW TO】自宅で簡単お手入れ!浴衣や小千谷縮の手洗い方法

夏は暑くて汗もダラダラ・・・。浴衣を含め、綿、麻、合繊などの素材でできた着物は洗うことが出来ます。特に汗の成分は水洗いが有効です。洗濯機でも洗えますが、お気に入りの着物は大切にしたいですね。そんな時は手洗いで優しく押し洗いをすることをお勧めします。慣れれば、10分位で洗えますよ。

綿、麻、合繊(ポリエステル系)、浴衣などの普段着、おしゃれ着物に使える手洗いの方法です。

ただし、色落ち、風合いなどがすごく気になる高価なもの、またはひどい汚れなどで不安がある方は、無理せずに専門家に依頼・相談してください。

洗濯機でも洗濯ネットを使えば簡単に洗えますが、今回は手洗いの仕方をご紹介します。

浴衣・小千谷縮(おぢやちぢみ)の洗い方【麻、綿、合繊の着物、浴衣など】

麻の小千谷縮を手洗いしてみました!

1.洗う

洗う前にたたんで押し洗いで優しく洗うと、色合いや型が崩れにくいです。洗剤は少なめにしておくとよいでしょう。たたんだ状態で優しく押すように洗ってあげると、素材を痛めず色落ちも最小限度で済みます。2回ほど優しく押し洗いを行ってから、すすぎを行い洗剤を洗い落としましょう(泡が消える程度まで優しく洗ってあげてください)。

2.洗剤用のり

パリッとした感覚を残したければ、洗剤用のりも使えます。(洗濯のりは好みです。なくても問題ありません)

スーパーなどに打っている洗剤用のりを買ってのりを含ませると乾いた後にびしっと形が整い、形状を維持してくれます。洗剤用のりは高いものではありません。100円程度のものです。のりの袋に説明が書いてあるのでその指示に従ってください。

「平安のり」でしたら、のり150gに対して4倍の水600gです。事前に600gの水に150gののりを入れて、よくかきまぜてのりを溶かして下さい。のりが溶けた水に着物をつけて、まんべんなく全体にのりが馴染むように押し洗いをしてください。最後に少し水を切りますが、絞る必要はありません。余分な水を切る程度で十分です。

3.干す

型崩れを最小限に抑えるために、物干し竿にさして干しましょう。色落ちなどの危険性を考えると陰干し、そして裏返して干すことをお勧めします。日なたに干しても特に問題はありませんが、色合い、風合いの変化が気になる方は陰干しが無難です。

夏場はすぐに乾きますので、乾いたら早めに取り込んでください。のりを使って洗った場合は、型をつけておくチャンスですので、折り目に合わせて形をしっかり整える。そして襟なども倒れたままにしておくともったいないのでしっかりえりを立てておきましょう。乾いた時に、のりも効いてびしっと立ってくれます。

4.仕上げ

乾いて取りこんだら、折り目に合わせてたたんでください。洗濯のりを使っていると、形が残ります。形を残すために、たたんだ後はふとんの下にたたんだ状態で入れておくと、型がつきます。着た時もぱりっとした感じが残ります。形を残した状態で上からおもりを乗せているような感じですね。

とっても綺麗になりました◎

いかがでしたか?

みなさんも是非実践してみてくださいね!

この記事のライター

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