- 2021年8月5日16:21:32更新
夏空に映える、レースの羽織 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.33
ーレースの羽織は、下に着ているきものや帯が透けて見え、なんとも涼しげ。色も白だけでなく淡いブルーのものやアンティークレースのような淡い黄色のものまであって、一枚選ぶのに難儀するほどです。ー
京都きもの市場がお届けする、「きものと」にてきくちいまさんの連載コラム!
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きくちいまの、きものと

エッセイスト・イラストレーター きくち いま さん
ほぼ一年中を着物で過ごし、着物ライフの楽しさをイラストとエッセイでつづる。
執筆の他、着物や帯などのプロデュースも手がけ「着物は人生に寄り添うもの。
おしゃれで楽しくて、お守りのような存在の布になれたらと願い、ものづくりをしています」と語る。
著書に「大人かわいい着物読本」(主婦と生活社)、「おとなのときめきふだん着物」(河出書房新社)、「買ってはいけない着物と着物まわり」(実業之日本社)などがあり、最新刊は「東京着物さんぽ」(GB)。
山形県在住で、子3人犬1匹の母でもある。
http://imappage.net/
夏空に映える、レースの羽織 「きくちいまが、今考えるきもののこと」

子どもの頃、母が縫ってくれたコットンレースのパーカーを水着の上から着るのが好きで、泳ぎ疲れたあとにプールサイドにしゃがんでレースのパーカーを羽織り、その影が作る景色を見るのが大好きでした。
レースの隙間の大小が揺れるのを見ながら、うとうとするのもまた、子ども心に至福の時だったように思います。泳げるようになったのは小学校5年生の夏休みでしたから、それ以降の短い記憶なのですが、レースの影はあのときから大好きです。
レースの羽織は、下に着ているきものや帯が透けて見え、なんとも涼しげ。
帯付きでさっそうと歩くカジュアルな雰囲気もいいですが、透ける羽織を着てでかけるのも品があって素敵ですよね。
紗の羽織の残布ではバッグや帯を作ってコーディネートを楽しみましたが、レースの羽織ならマスクもレースのものにしてコーディネートを楽しみたいな~。
コラムの続きと、きくちいまさんの連載は、「きものと」公式サイトにて! ↓↓↓
この記事のライター
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