• 2016年5月6日13:11:44更新

きもの姿に差が付く“日本舞踊”の秘密って?

日本舞踊って聞いたことはあるけど見たこと無い…そんな方も多いのではないのでしょうか。
ですがそれは着物女子としてはもったいない!
日本舞踊とは、着物姿が最も美しく見える型や動きを追求したもの。
ぜひとも参考にして、きもの姿に差をつけちゃいましょう!

着物美人度がアップする日本舞踊の秘密

日本舞踊って聞いた事はあるけれど見たこと無い…そんな方も多いのではないでしょうか。
実際、日本舞踊よりもバレエやhip-hopダンス人口の方が多いのも事実。
着物よりも洋服の文化である現代では仕方のないことかもしれません。

ですが、それであきらめてしまうのは着物女子として、いえ日本女性としてもったいない!
日本舞踊とは、着物姿が最も美しく見える形や動き振る舞い方を追求したもの。

ぜひとも参考にして着物美人度をアップさせちゃいましょう♪

今回は、日本舞踊をすることで着物美人度に差が付くポイントをご紹介していきます。

ポイントその1:着物が似合う首・肩になれる

「着物はなで肩、細く長い首」が似合うとされていますよね。

肩が張ったいかり肩は着物と相性が悪く体型がごつく見られてしまいがち…
ですが、このお悩みは見せ方と首・肩の使い方で解消できてしまうのです!

私自身も小さい頃から中学生頃まで水泳をやっていて肩幅は標準よりもしっかり広めの体型で、首もしっかりしていますが、
この写真では首は細く長く肩も丸く優しい印象になっていると思います。

この写真をよく見て頂くと、首は向こう側(右手側)に倒れ、肩は手前(左手側)にぐっと落としていることがわかると思います。

このように首・肩に角度を付けることで、首を細長く見せること・肩をなだらかに見せることができるのです。

また、実際に同じように首・肩を動かして頂くとぐ〜っとこの部分の筋肉が伸びるのを感じられると思うのですが、
くりかえしこの動作が踊りの中で行われることで、
ストレッチ効果で凝りやつまりが解れ流れて見た目にもスッキリした首・肩が手に入ります。

ポイントその2:体幹・インナーマッスルが鍛えられる

ヨガやピラティス、ポールダンスなどでよく聞く「体幹」や「インナーマッスル」。
実は日本舞踊でもそれは重要なポイントであり、しっかり鍛えることができるのです。

どんなダンスでもそうですが、美しい舞い姿のために姿勢が良いことは絶対の前提条件です。
その姿勢を支えるものが体幹部分であり、その内側にあるインナーマッスルです。

この写真では、後ろ向きに立った状態から”姿勢を崩さず”“ゆっくりと座り”、さらに今度はまた“姿勢を崩さず”立ち上がるのですが

この時、姿勢を崩さないために腹筋背筋といった体幹部分が使われるのはもちろん
ゆっくりとした動きを実現するためにインナーマッスルの活躍が必須なのです。

日本舞踊では歩き方さえも中腰・内股・ゆっくりが基本ですが、
それはインナーマッスルを鍛える重大な要素でもあるのです。

はんなり、しっとりで優雅な見た目とは裏腹に、
実はインナーマッスルが激しく鍛えられているのです。

ポイントその3:余情を感じさせる立ち居振る舞いができるようになる

回りくどい言い方をしてしまいましたが…「色気」を身につけることができるということです。

「色気」とは何でしょう?
肌を露出することもわかりやすいアピールかもしれませんが、着物で露出している部分は限られています。そういった直接的なことではなく、纏う空気感・雰囲気に注目してみたいと思います。

空気感や雰囲気なんて生まれ持ったものや性格じゃないの?と思われるかもしれませんが、決してそうではありません。そこにもちゃんとテクニックと理由があります。

それが「余情」というキーワードです。
「余韻」と言ってもいいかもしれません。

身体の曲線を無視して平面的に構成された着物には、余りの部分がとても多いですよね。
着物に慣れていないと動きづらいのは洋服にはないこういった部分です。

袖や裾周りといった洋服にはない余り部分を扱うとき、その動作には「余情」が生まれます。
本来の動作に必要のない動きの余韻。
これが日本女性が取り戻すべき「色気」の本質なのではないでしょうか。

ですが、すっかり洋服文化となった現代社会ではなかなか着物での動きを自ら獲得することは難しくなっています。

そこで、日本舞踊です。
美しい着物姿を目指し繰り返しお稽古することで、自然と着物を自分の身体の一部として着こなす・使いこなすことができるようになれば、その所作に生まれる「余情」があなたの色気となるのです。

日本舞踊の動画紹介:「笠森おせん」

きもの美人所作ワークショップ・日本舞踊体験ワークショップ

5/7には大阪の中崎町でもこのWSを開催します。(満席となりました!ありがとうございます。)
今回のまとめでご紹介した内容をさらに深く、また実践と共に学んで頂きます。

開催の御希望がございましたらぜひお気軽にご相談くださいませ(*^^*)


※写真の著作権はすべて投稿者本人に帰属します

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