• 2016年5月24日17:58:41更新

【豆知識】朱色の色打掛が多い3つのワケ

様々な色・デザインがあり、見るのも楽しい、選ぶのも悩ましい「打掛」。
そんな打掛の中でも朱色(しゅいろ)…つまりは赤い打掛が多いと思いませんか?
そこには和婚スタイルの歴史、色にまつわるステキな意味があったからなのです。

朱色(しゅいろ)とは?

朱色は、黄を帯びた鮮やか赤色のこと。
縄文時代からある最も古い色のひとつで、貝塚などからも、この色をあしらった土器や土偶なども見つかっています。

暖かい火の色であり、生命を象徴する血の色であり、日本においては太陽を表す色でもあります。

神社の鳥居や朱肉の色としても、馴染み深い色ですよね。

出典:https://www.leafkyoto.net/blog/kyonikki/2009/07/_in_4.html

朱色の打掛が多いワケ【その1 ー 歴史】

和婚スタイルの結婚式の衣装には「白」「黒」「赤」の3原色を基本とする考え方があります。
具体的には、以下のようなもの↓

白は「白無垢」

出典:http://www.oogiya-himeji.com/category03/

黒は「黒引き」

出典:http://kimono-pro.com/hikifurisode/hikifurisode.html

赤は「色打掛」

出典:http://blesswedding.jp/1273

要は色打掛は基本「赤=朱色」だよ!という考え方

 白は白無垢
 黒は黒引き
 赤は色打掛

元々、色打掛は白無垢からお色直しの際に着る衣装でした。
詳しくは、まとめ最後の引用をご覧いただければと思いますが、生命を象徴する血の色(朱色)は、生まれ変わり=新しい生活を意味するとして、打掛の基本の色になったと思われます。

出典:http://www.kimonoism.net/items/3193190

朱色の打掛が多いワケ【その2ー 色の意味】

歴史的な背景のほかに、朱色には色そのものに着る女性を助ける、うれしいステキな意味があります。

 ・暖かい火の色
 ・生命を象徴する色 (血、新しい生命など)
 ・輝く太陽の色
 ・魔除けの色
 ・魔力に対抗する色
 ・豊穣を表す色 (子孫繁栄など)

新しい人生をはじめようとする女性を輝かせ、応援する、悪いものから守る。
そんな意味が込められた色なんですね。

朱色の打掛が多いワケ【その3ー 目に入りやすい】

朱色(=赤)は、私たちが頭の中でもっともイメージしやすく、目に入りやすい「心理四原色」のひとつです。

出典:http://www.dic-color.com/knowledge/ncs.html

心理四原色とは、赤・黄・緑・青の4色で、生理学者へーリングの色の感覚に関する学説で人間の色覚の基礎と考えられている色のこと。

出典:http://www.sikiken.co.jp/pccs/pccs02.html

目に留まりやすく、場に映えるなどの理由から、式や披露宴にもピッタリで、さらにはお顔をキレイに見せてくれるという、うれしいメリットいっぱいの色なんですね。

まとめ

いかがでしたか?
目にすることも手にすることも多い朱色の打掛。
歴史や色の意味を知ると、もっと見る手にする楽しさが増すかもしれません。
そして、このまとめがそのきっかけになれば幸いです。

【参考】お色直しの打掛が「朱色」になったワケ

お色直し=朱色の打掛を着るになったのでしょうか?
それは、以下の諸説のひとつが説明してくれています。

白無垢を着て綿帽子で顔を隠してお墓参りにいくのは、死んだ人が帰ってくるのと同じ。
それが、次に色打ち掛けに着替えて出てきた時点で”角隠し”が取れます。
”角”がなくなり、生まれ変わるのです。

色打ち掛けの赤色は生まれ変わった赤ちゃんであり、血液の象徴。
その赤い色を身体に取り入れて甦るわけです。
お色直しで赤い色打ち掛けを着る意味がここにありました。

出典:http://wanosuteki.jp/post_1331

つまりは、白無垢で家を出るということは、生まれ育った家で一旦死に、朱色の打掛にお色直しをすることで新しい家で生まれ変わるという意味ですね。

このまとめのライター

KIMONOISM

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